ミクニの仕事

ミクニ機工の二本柱
熱処理治具・設備メンテナンス

治具は、モノを加工する時に、モノが倒れないように支えたり、位置を固定したりガイドの役割を果たす補助道具のようなもの。
手作業だとどうしても作る人によって品質やスピードに差が出てしまいますが、治具があることによってモノづくりが効率よく進み、一定の品質を保つことができます。

当社製品である「熱処理治具」は、金属部品をとても高い温度で加熱したり急速に冷やしたりする熱処理という工程で日々使用されており、主に自動車のギアやエンジンの部品を強く、丈夫にするために欠かせない工程のひとつです。
この時、ワークと呼ばれる熱処理を行う部品に、反りや歪みが出ないよう正しい位置で支えたり、たくさんの部品を一度に処理できるようサポートするのが熱処理治具の役割。
部品によって形や大きさが異なるため、治具もそれぞれの部品に合わせて特別に設計されています。

わたしたちの仕事

大きな特徴は、お客様のご要望に合わせた「オーダーメイド」の熱処理治具を提供することです。
お客様の「もっと軽い材料で作れないか?」「コストを抑えたい」「品質を高めたい」といった 要望に応じて、最適な素材や製造方法を提案し、その部品にピッタリ合った治具を設計します。

また当社では、各技術営業が顧客との打ち合わせから製品提案、設計、見積取得、発注、納品、アフターフォローまで一貫して担当する、「ワンストップサービス」が大きな強み。これにより、顧客の要望に迅速かつ柔軟に対応する体制の構築を実現しました。

これからも、お客様のニーズにすばやく対応し、最適な治具をお届けしていきます。

熱処理設備において「炉が、普段どおりの温度に上がらない」といった問合せを受けて原因の調査をしたり、定期検査、新規設備の工事手配・設計施工などを行います。
こう書くと難しい仕事と感じるかもしれませんが、行っていることはお客様のお悩み解決。

社内の少数メンバーで行うこともあれば、協力会社とチームを組み、指示を出して作業に当たることも。

どの仕事についても同じことをこなすのではなく、お客様の依頼や要望、現場に応じて工事やメンテナンスの内容が変わってきます。当社ではたくさんの場数を踏んだスタッフがいつしかお客様よりも詳しくなり、大手企業の担当者からも「頼られる存在」として日々の安定操業を支えています。

熱処理業界の

変化と将来性

当社は、主に自動車業界の大手企業に熱処理治具を納入、また設備メンテナンスを行ってきました。
しかし近年では電気自動車(EV)やハイブリッド車の増加にともない、熱処理治具の設計や工事現場も日々進化を続けるとともに、カーボンニュートラルの観点から環境へ配慮した治具設計も需要が高まっています。今後はグローバル化を積極的に行い、世界のモノづくりを支える企業を目指して挑戦を続けていきたいと考えています。
さらに、自動車業界だけではなく、航空機や機械産業にも積極的に進出し工業炉のメンテナンスや、燃焼装置の製作・施工といった事業展開も計画。

さまざまな業界でのビジネスを増やし、新たな成長の道を探っています。

当社は「現地・現物・現実」という方針を掲げ、実際の現場の声を大切にしています。
お客様に「こんなものが欲しい!」と思って頂くために、3Dプリンターを使って
実物の縮小モデルを作成し打ち合わせでお見せできるよう、常に技術革新にも取り組んでいます。

廃材で戦車やスマホスタンドを作ってみたり、3Dプリンターで模型を作ってみたり、
楽しみながら積極的に仕事を学んでいる先輩たちがたくさんいます。

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